2017年11月24日金曜日

院長の健康日記1(ぎっくり腰から3日目)


私、院長は現在59歳、幸い、これまで大きな病気はしたことがありませんが、来院していただく患者さんと同様、今後の健康は大変気になっています。おまけに、昨年まで人間ドックで血圧は正常だったのですが、今年10月のドックでは拡張期血圧が90を超えており、自宅でも似たような数値が・・・・・・

これは、生活習慣改善が必要かと、当然思ってみるのですが。

私のクリニック開院以後の生活習慣は、朝5時半ころ起床、7時前に朝食(パン、サラダ、ヨーグルト、コーヒー、搾りたての生ジュース)、お昼は外来後スタッフと配達していただくお弁当、夕食は午後8~9時ころで数品の基本的に家内の手作りのおかず、そして150~200ml程度のワイン。夜は淡水化物なし。就寝は以前より早くなって22時半前後。酒は、家に帰ると誘惑にまけ、ほぼ毎日。でも、塩分はここ数年、かなり気にかけて減少させているつもりです。でも、家内が作るおかずは、和食系、あるいはお刺身などではどうしても塩分が多めになります。

運動は、週に4~5日、犬の散歩を20分程度。(ただし、かなり速足で歩いてはいます)でも、最近は寒くて朝の散歩は無理なので、当然回数は減少傾向。

しかし、なんといってもクリニック開業前は手術で週に3回程度は3~4時間立ったまま手術に集中し、病院内でエレベーターは使わず階段を上り下りしていたのに、今は一日中座ったままですから、相当に運動量は減っています。

で、通勤をなるべく歩いてと思って先週末から途中まで歩くことを始めたのですが、今週火曜日に久しぶりにぎっくり腰になり、発症2日目は激痛でベットから起き上がることまままならず、開院3週目にしてはや休診かと思いました。なんとか出勤しましたが、今日はまだ静養中です。
さて、ぎっくり腰発症前から考えていたのですが、

患者さんに生活改善をお勧めするためには、自らもここで宣言して、少なくとも運動の効果を検証しようというのがこのタイトルの主旨です。(アルコールは許してください。)

そこで、現在のわたくしの健康状態を今日、クリニックの検査機器で調べてみました。

血液検査は脂質のみですが、総コレステロール209HDL(善玉)コレステロール84、中性脂肪は57、おそらくHDLが高いのは遺伝のおかげ。脂質はまあまあです。

ついで初期の動脈硬化度を見るNS1000では動脈硬化度AVI23.2 。これは残念ながら「わずかですが、血管に衰えがみえます」と「血管に衰えがみえます」のボーダーライン。これまで血圧は低めで、HDLが高い割にはちょっと心配な値。

そして体組成計SECAでは、BMIは決してやせすぎということもなく、標準内。体脂肪量も標準ではあるものの、少なめのほう。驚くべきことに、骨格筋量は下肢はまあ平均的であるもの、胴体は正常下限、上腕も正常下限近く。ぎっくり腰になるのはこの影響も?と思える結果でした。

さて、鍛えるべきは胴体と上腕、でも、動脈硬化進展予防には有酸素運動も当然必要。これから寒くなるにつれ、運動しがたい季節になりますが、今後、このブログで私の変遷をリアルタイムでお伝えしたいと思います。

2017年11月23日木曜日

12月からスマホやパソコンを使った遠隔診療を始めます。


遠隔診療って知っていますか。病院やクリニックにいかなくても、スマホやタブレット、パソコンなどを使って、診療を行うことです。お仕事で忙しい方や、なかなか家を離れることのできない女性の方など、通院のための時間がなかなかとれない方、遠方で通院することがなかなかできない方などにおすすめの診療方法です。実際に医師が聴診器をあてることや採血などをすることはできませんから、診療のできる病気は限られています。しかし、当院が専門の一つとしている高血圧の治療はこの遠隔診療にとてもあった病気といえます。高血圧の治療において、もっとも大切なのは患者さんが家庭で測定していただく家庭血圧です。その記録をスマホやタブレットのカメラを通してクリニックのPC画面で見せていただき、患者さんの状態等をテレビ電話で聞かせていただくことにより、診察室とほぼ同様の診療が可能になります。お薬は処方箋を当クリニックから郵送でお送りします。予約、診察、会計(クレジットカード決済になります)をスマホやパソコンで完結させることができるため、職場やご自宅等、診療を受ける場所を問わず、また、待合室で順番を待つ必要もありません。(遠隔診療の診察は事前の予約が必要です。)当院では株式会社メドレー(https://clinics.medley.life/)のスマホ通院アプリ、CLINICS「クリニックス」を使用した遠隔診療を12月から始めるべく、準備中です。遠隔診療でも、初回はクリニックの受診が必要であり、その後は医師と相談しながら遠隔診療と実際のクリニックでの診療を組み合わせていきます。詳しいことは、クリニックにてご相談ください。

2017年11月22日水曜日

減塩は血圧治療の第1歩です。ご自分の塩分摂取量知っていますか?


外食やコンビニ弁当、ラーメンや濃い味付けの料理って美味しいですよね。

けれど、ついつい食べすぎていませんか?


塩分のとりすぎは血液の中の水分量を増やし、血圧の上昇につながります。

そのため、ご存知の方も多いと思いますが高血圧には減塩がとても大切です。



ただ、ご自分では薄味と思っていても、実は知らない間に塩分を多くとってしまっていることがあります。



そこで、普段の生活の中でどのぐらい塩分を摂取しているかを点数化したものが「塩分チェックシート」です。




ご自分の塩分摂取量を知っていただくことは減塩への第1歩です。



チェックするだけで簡単にできますので、ぜひお試し下さい。

こちらからダウンロードできます。


我が家の家族「みぃみ」と有酸素運動


浅間山も真っ白になり、焦ってタイヤ交換をして参りました。寒い日が続いており、血圧が高くなる時期ですので、家から外へ出るときやトイレ・入浴時の脱衣室などでの寒暖差には特に注意したいものです。


今回は、私の家族を紹介します。



名前は「みぃみ」トイプードルの女の子です。もう10歳になります。おばあちゃんですね(笑)名前の由来は、313日生まれだったので、単純に313で「みぃみ」とつけました。とても元気な女の子です。

雪が降ってもとても寒い日でもお散歩大好きです。(私は出たくないけど・・・)そして、散歩の後には自宅の庭で走り回っています。走る姿は、ウサギさんのようです。

私たち家族は、みぃみのおかげで毎日散歩し、それも歩行スピードが早いのでとてもよい有酸素運動ができ健康を維持しています。(みぃみに感謝)

これから、うちの「みぃみ」を徐々に紹介してきます。みなさん、楽しみにしてくださいね。

有酸素運動とは・・・

十分な呼吸を確保しながらできる運動のことです。継続的に組織や細胞に酸素を供給することにより脂肪燃焼効果を上げる全身運動です。中軽度の歩行、ジョギングや水泳などが代表的な運動で、20分程度続けて行うことにより、脂肪が燃焼し始めます。

 有酸素運動の効果としては、安静時の血圧を低下させてくれます。血液中のLDLコレステロール(悪玉)、中性脂肪を減少させ、HDLコレステロールを増加させます。また、体脂肪を減少させてくれます。それにより、冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)の危険性を減少させる効果があります。

 心肺機能、酸素摂取能力の改善、脳細胞の増加を促して脳の記憶機能を活性化してくれます。などなどたくさんの健康促進の効果があります。
by T.K.





2017年11月21日火曜日

日本循環器看護学会へ行ってきました


少し前の話になりますが、910日・11日に徳島県のあわぎんホールで行われた
日本循環器看護学会へ参加してきました。


9月上旬の徳島は朝晩の寒暖差が少なく、蒸し暑く佐久の8月のような気候でした。




学会では食事や運動、服薬など病気をコントロールするための行動を患者さん自身が管理し、継続するには看護師としてどのような支援が必要なのかという演題がとても興味深く、印象に残っています。


後日、発表された先生の著書も購入し、勉強させていただきました。


今回の学会で学んだことを看護外来でも生かし、患者さん一人一人が持っている力を最大限発揮できるような支援ができるよう頑張っていきたいです。


最後に、空港で徳島県発祥の伝統的な盆踊りである、あわ踊りのポーズで写真をパチリ。


今回の徳島で初めて知ったことですが阿波踊りには、しなやかで艶っぽい動きの「女踊り」と勇ましく力強さのある「男踊り」があるそうです。


私は女踊りのポーズをしたつもりですが、なんか変ですね…(_;
踊りはちょっと苦手です。

今後も循環器に関わる学会へは、積極的に参加し知識や技術の向上に努めていきたいです。

By A.A

2017年11月19日日曜日

自宅で血圧測定していますか。家庭血圧の測定は血圧治療の第一歩です。


高血圧の診断や治療に、みなさんの血圧の値が重要であることはいうまでもありません。しかし、どの血圧が「本当の血圧」であるのかを皆さんはご存知ですか?あいまいなままで高血圧の治療を受けなかったり、治療を受けていても十分血圧が下がっていない患者さんはとても多いといわれています。

血圧をはかるのは「病院やクリニックの受診時」「会社で」「デイケアなどに行ったときに、そこで施設の人に測ってもらう」「自宅で血圧を測定」など、いろいろな場合があると思います。しかし、正確な血圧の測定には「時間をきめて毎日同じ条件で、安定した状態で」が必要です。その中で、最も大切な血圧が自宅で測定する「家庭血圧」です。家庭血圧の測定には血圧計を購入していただく必要がありますが、より正確な血圧の測定には「上腕式」の血圧計が優れているといわれています。当院にお越しの患者さんでも手首式の血圧計を使用されている方が多くいらっしゃいますが、手首式は周囲の解剖学的状況から測定に必要な動脈の圧迫が不十分になる場合があり、正確な血圧測定ができない可能性があるとされています。

日本高血圧学会での最新の「高血圧治療ガイドライン」に記載された家庭血圧測定の方法はや条件を少し簡略化していかにしめします。

1.静かで適当な室温の部屋で、1~2分安静後に。測定時に会話はしない。

2.A)朝、起床後1時間以内。排尿後、朝食・朝の薬を内服する前に

B)晩(就床前)

3.測定の回数 1つの測定時間に原則2回測定し、その平均を記録する。



就床前の測定が難しい場合には、当クリニックでは比較的一定の時間で測定しやすい夕食前などに測定していただいています。

また、当院では、なるべく正確な血圧測定をしていただくために、看護師による血圧測定方法の指導もさせていただいております。血圧測定等に関するご相談は気軽におっしゃってください。。

忘れがちは家庭での血圧測定ですが、治療をさせていただく我々には、治療におけるもっとも大切な情報になります。ぜひ、頑張って測定を行っていただきたいと思います。

2017年11月17日金曜日

初めまして。当院看護師は高血圧・循環器病予防指導士を目指しています。


佐久心臓血圧クリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。

今日はブログ開始にあたり、少し古い話題からアップいたします。

当院では、看護師による生活習慣指導に力をいれていきたいと考えています。看護師の指導に関するレベル向上のため、当院看護師は高血圧・循環器病予防指導士(日本高血圧学会・日本循環器病予防学会認定)を2018年度に取得すべく、現在申請中です。この資格をとるための受講、および高血圧治療に関する勉強をするため、院長、看護師長、青木看護師の3名で今年5月、岡山で開催された第7回臨床高血圧フォーラムに参加し、10月には院長、師長で松山にて開催された日本高血圧学会に参加しました。高血圧での生活習慣改善はやはり、塩分制限、そして運動がとても大切、看護師2名はしっかり勉強してきました。もちろん、院長も多くを学んできました。特に80歳を超える高齢者の方の血圧の目標値はまだ、しっかり定まっていない部分であり、いろいろな先生の意見と聞くことができ大変勉強になりました。
会場では減塩食品もたくさん試食してみました。予想より、どれもおいしくびっくりです。以前にくらべ、企業も努力しています。


松山は帰りの日が台風大接近の日で、嵐の中をなんとか予定通り飛行機で戻りました。