2022年6月20日月曜日

4回目コロナワクチン接種のお知らせ

 当院では7月4日(月)より4回目のコロナワクチン接種を開始します。今回使用するワクチンはファイザーワクチンです。ご予約は、かかりつけの方は、基本的に当院受診時にお伺いしております。かかりつけ以外の方は、佐久市のwebサイト、またはコールセンターからお願いいたします。これまでに当院で接種されている方は、当院への直接お電話でも予約をお受けしております。

なお、4回目のワクチン接種は3回目から5か月が経過している方が対象です。また、まだ3回目の接種が未接種の方の3回目接種も可能です。

2022年6月12日日曜日

ホームページからご予約の変更が可能です。

 当院のホームページ上で、ご予約の変更が可能です。すでに完了しているご予約は、窓口や電話での予約、ホームページ経由での予約、いずれの場合にもネット上での変更が可能です。なお、超音波検査の予約を一緒にしている場合と、ワクチンの予約変更はできません。その際には、お電話での予約変更をお願いいたします。

ホームページの左上の「予約」ボタンを押します。


開いたページ、右上の「予約メニュー」ボタンを押します。


ついで開いたページで「予約変更」を選択

患者番号は、当院の診察券番号を入れてください。
パスワードは誕生日の月日を4桁で入れてください。5月3日生まれの方は「0503」になります。

前ページでOKボタンをおすと、現在の予約が表示されます。
変更したい予約日時のボタンを押して下さい。

次のページで、予約したい日時を選択します。(予約可能な日時のみ表示されます)

このページで「はい」を押していただくと、変更が完了になり、次ページで確認ができます。




2022年1月24日月曜日

3回目コロナワクチン接種のお知らせ(4月9日土曜日接種可能です)

 佐久市の個別接種として、3回目のコロナワクチン接種を行っています。今回当院で接種できるワクチンは「モデルナワクチン」となります。

接種のご予約は電話にて承ります。当院で予約可能な方は、佐久市に在住で佐久市より接種券の送付を受けられた方、またはお住いの住所に関わらず当院にかかりつけの方で、接種券がお手元に届いた方です。実際の接種日は2回目接種から6か月が経過している必要があります。お電話いただく前に、2回目接種日の確認をお願いいたします。

4月3日接種終了予定でしたが、キャンセル等の関係で4月9日(土)のみ現在予約可能です。接種は午前中のみになります。


2022年1月1日土曜日

スタッフインタビュー 医師アシスタント・岡田幸江 ホテル業、介護職からの転身「人と接しているのが好き」

クリニックにお越しいただく皆さんと、スタッフ一同、普段、コミュニケーションをとる機会はありますが、私たちのライフヒストリーについてお話することは滅多にありません。皆さんに、より安心して、クリニックにお越しいただき、お話いただけるよう、スタッフのインタビュー記事を掲載しています。

今回は今年5月にクリニックに入った医師アシスタント(医師事務作業補助者)、岡田幸江です。


Q もともとはどちらのご出身ですか?

広島県です。夫の転勤で福井に行き、その後長野市に移って、また広島に帰って、それから佐久に来ました。佐久にはもう10年ほど住んでいます。住みやすい場所なので、ここに永住しようかと夫と話しています。

Q 佐久のどういうところが気に入ったのですか?

来たばかりの頃は、すごく寒くて泣きそうでした(笑)。4月の半ば頃に来たんですけど、まだ雪が降っていて寒くて寒くて…。広島だったらもうその時期、桜が満開なので驚きました。でも、暮らし続けてみると、冬は寒いですけど、夏は日中暑くても夜は涼しくて過ごしやすいですし、何より晴天率が良くて、いい天気の日が多いのが好きです。あとは自然も…。浅間山が見える場所に家を建てたので、毎日のように眺めています。

Q. クリニックに入る前はどういうお仕事をされていたんですか?

介護職が長かったですが、ホテル業をやったり、病院で看護助手をしていたこともあります。業種は違うんですけど、一貫して接客業をやっていますかね。人と接することが好きなんだと思います。

ホテルで働いていた頃も、結婚式を挙げる方とか、宴会を開かれる方とか、担当になった方との打ち合わせをはじめ、コミュニケーションを取れるのが一番楽しかったです。

佐久に来てからは8年ほど特養施設で介護職に就いていました。最初は自分には無理なんじゃないかと思っていました。特養施設は介護度が高い方が集まっていて、そういう場所で介護の仕事を突き詰めたいと思って入りはしたんですが、おむつ交換や排尿が入った尿瓶の処理なども職員がやらないといけないので、それをできる自信がなかったんです。

でも、実際にやってみたら、特に気にならなかった。ご年配の方は自分より長く生きていらっしゃるので、尊敬の気持ちもあったかもしれません。 

Q. 介護のお仕事の楽しさはどんなところにありましたか?

介護度が高い方だと、常にコミュニケーションをとれるわけではないんです。でもいつもは返事をしてくれない人が、今日はしゃべってくれた!みたいなことがあると、うれしかったですね。認知症の方の言葉に励まされたりすることもありました。体力は使う仕事ですけど、年配の方とのやり取りにいつも癒されていました。

私も将来は、「ありがとう」っていつも言えるような素直でかわいいおばあちゃんになりたいと、利用者さんたちを見ていて思いましたね。

Q 今回、長らく勤めていた介護職を離れて、佐久心臓血圧クリニックに移られたきっかけは?

まずは正規職員で働きたいという思いがあったことですね。 新しいことにチャレンジするのは、歳を重ねるごとに難しくなりますから、今のうちに、これまで挑戦したことがないこともやっておきたいと思うようになったんです。

そんな時に、偶然クリニックの求人票を見つけました。ホームページやブログに載っているスタッフの方々のインタビューを読んで、皆さんすごくいい関係性で、連携をとってやっていらっしゃる感じが伝わってきましたし、クリニックに通っている患者さんの知り合いもいて、その方からもすごく雰囲気がいいところだよと話を聞いて、挑戦してみることにしました。とはいえ、まさか採用していただけるとは思っていなかったので、ありがたいなと思っています。

Q クリニックに来てからはどういうお仕事を担当されていますか?

主に院長の隣に座って、患者さんと院長がお話されている内容や、お薬の処方などを聞いて、パソコンでカルテに記録しています。

まだ全然完璧にできないんですけど、院長からは、患者さんの細かな状況まで入力してほしいと言われています。血圧などは普段の生活が密接に関わってきますし、日々の細かな変化も押さえておくことが重要なのだと思います。

次に診察に来られたとき、患者さんも院長も、すべてを覚えているわけではないので、患者さんのことが全部カルテに書かれている状態にするのが理想ですよね。でもここまで忙しいクリニックで、院長のように細かく丁寧にカルテに記録されている先生は珍しいんじゃないかと思います。



Q 先ほど、看護助手として働かれていたこともあったと仰っていましたが、その頃とはまた違いますか?

そうですね。広島に住んでいた頃に、そのときは大きな病院で、主に看護師さんの補助という形で働いていました。患者さんを誘導したり、先生が書いたリハビリ指示書をパソコンに入力したり、といった業務を担っていました。

そのときは整形外科やリハビリテーション科だったので、クリニックに来てから循環器の”奥の深さ”に驚きました。もちろん整形外科とかもそれぞれの奥深さはあると思うんですけど、心臓って体のすべてとつながっていて、関係しているじゃないですか。どこか体の一部の話で終わらない。心臓がこうなっているから、こうなって、こっちもこうなって…ってどんどん繋がっていくのがおもしろくもあり、難しくもあります(笑)。

Q 介護の頃とはまた違う専門用語とかも出てきて大変ではないですか?

今頑張って学んでいっています。この歳になって、いろいろ勉強するのは大変ではあるんですけど、でも楽しいです。

一方で、お客様との接し方という意味では、基本的なところは、クリニックでも介護施設でもホテルでも一緒なのかなと感じてもいます。こちらから一方的に伝えるのではなくて、相手が何を言いたいのかをきちんと聞いて、納得してもらいながらお話を進めていくような姿勢が大切なのかなと思っています。 

とはいえ、今の業務では、私が患者さんと直接接する機会は少ないんですけど…。受付のお手伝いをさせてもらうときや、検査の紹介をする時ぐらいですかね。でも、患者さんのお名前と顔をもっと覚えていきたいなと思っています。そのほうがコミュニケーションが取りやすくなるはずですし、カルテを記入していく時にも、きっともっとよくなるんじゃないかと思っているので…。

まだまだ記録することに必死な状態で、画面ばかり見ている時間が長いですが、もっとできるようになっていきたいですね。

Q クリニックで働くようになって、よかったなと思うのはどんなところ、あるいはどんなときですか?

受付の事務の方や看護師さん、検査技師さん、皆さんがすごくうまく連携しながら回されていて、いつもすごいなと感じています。それぞれの役割分担がきちんとあって、でも欠けるところがあれば補い合って…。私も早くそのなかにきちんと入れるようになりたいなと日々思っています。

あと、患者さん、特に年配の方が、院長と話をされて「元気になったよ」「安心した」っていうおっしゃる方がいて、そういう時に私も温かい気持ちになりますね。私は病気のことは何もできないですけど、何か困ったことなどがあれば、声をかけていただきたいです。「クリニックに来てよかった」って思って安心して帰ってもらえたらうれしいですね。



Interview & Text / Ai.A

スタッフインタビュー 臨床検査技師・堀美絵 分業体制的だった病院から、幅広い検査を担うクリニックへ

クリニックにお越しいただく皆さんと、スタッフ一同、普段、コミュニケーションをとる機会はありますが、私たちのライフヒストリーについてお話することは滅多にありません。皆さんに、より安心して、クリニックにお越しいただき、お話いただけるよう、スタッフのインタビュー記事を掲載しています。

今回は、2020年10月にクリニックに入った掘みえです。竹村隆広院長の妹さんにあたります。


Q もともと長野のご出身ですよね?

はい、諏訪市で生まれ育ちました。進学や就職などで、長野県内いろんな町を見てきましたが、やはり諏訪の山と湖がある景色が、私は一番好きかもしれないですね。長野って山あいの町が多いので、佐久の盆地の視界が開けている感じは新鮮です。

Q 医療の道にはもともと関心があったのですか?

いえ、高校生の頃は、遺伝子組み換えや食品関係の研究みたいな方面のほうが関心はありました。とはいえ、当時はインターネットもないし、自分でいろいろ調べられるわけでもないので、漠然とした憧れでしたけどね。

一方で、親や兄から、将来どうするんだ?って結構言われていたのもあって、何か国家資格をとれたら安心かなとも思っていました。今は医療関係の国家資格も種類が増えていますが、当時は薬剤師か看護師か検査技師か…ぐらいしかなかったんですよね。

それで理科系のいろんな分野の大学を受験しました。農学部も受けたし、薬学部も受けたし…。最終的に受かったのが、信州大学医療技術短期大学(現・信州大学医学部保健学科)で、臨床検査技師の道に進むことになりました。

Q 大学に進学してからの臨床検査技師としての勉強はいかがでしたか?

それが、大学で演劇サークルに入って、そちらのほうが勉強より楽しかったんですよね(笑)。自分を開放するような練習がおもしろくて…。サークル仲間のなかには、大学卒業してそのまま演劇の道に進んだ人もいたぐらいです。

なので “勉強をがんばりました!”って胸を張って言えるわけではないですが、国家試験に受からないことには前に進めないので(笑)、ちゃんと大学を卒業して、試験にも合格しましたよ。

Q 大学を卒業してからはどちらの病院へ…?

長野県の県職員に受かって、木曽の県立病院に赴任することになりました。

臨床検査技師は、採血した血液の検査から、心電図、脳波やエコーなど、幅広い検査を担いますし、今は血液検査も機械で一気にできるようになりましたが、当時は、小さな浴槽みたいなものに試験管を浸けて、何秒か経ったら取り出して…みたいな、もっと原始的な感じだったので手間暇もかかりました。

木曽の病院は、私がいた当時は、内科、外科、産婦人科、小児科ぐらいのみの、小さめの病院で、検査数も他の病院に比べれば少なめだったかもしれないですが、一方で、臨床検査技師も7〜8人しかいなかったんですよね。なので、一人で2〜3種類の検査を担うのは当たり前で、それ以外の検査もやれるようにしておかなければいかなかったのは、なかなか大変でしたね。

そんなハードワークな環境だったので、働く人たちの入れ替わりも結構多かったんですけど、私は結婚して辞めるまで、結局5年間いましたね。


Q 結婚を機に退職された時には、いつかは復帰する気持ちもあったのですか?

その頃は、結婚や出産を機に、仕事を辞めるのが一般的だったんですよね。私も、子育てが一段落するまでは…と思っていましたし、復帰するとしても、企業や学校とかの健康診断をやるような短期のお仕事かな…ぐらいに思っていましたね。

でも、縁あって、長男が小学1年か2年生の時に、家から一番近かった千葉の病院に、臨床検査技師として復帰しました。そしてこちらのクリニックにくるまで20年働いていました(笑)。

Q 20年!長いですね!職場環境がよかったのですか?

家から近かったのが大きいですかね(笑)。

そこの病院は、私が働き始めた後に、どんどん規模が大きくなって、最終的に検査技師だけで40〜50人ぐらいいましたね。検査の数もとにかく多かったので、ある種の分業体制になっていて、私は常勤じゃなかったので採血だけを担当していました。毎日200人以上の方の血液をとっていましたよ。患者さんも皆さん待っているので、なごやかにコミュニケーションをとれるような環境ではなかったですね。極端にいえば、患者さんの顔は覚えていないけど、腕の血管の感じは覚えている…みたいな(笑)。冗談ですが(笑)、でもそれぐらい、せわしない感じはありましたね。

だから佐久心臓血圧クリニックに来て、こういう世界もあったんだなと少し驚きました。

Q 佐久心臓血圧クリニックに来たきっかけは…?

母が昨年亡くなって、95歳の父が佐久の高齢者施設に一人で暮らしているんです。母が先に旅立つことを申し訳ないってずっと言っていたので、兄が近くにいるとはいえ、私も、母の代わりというわけではないですが、最後はそばにいてあげたほうがいいかなと思ったのが、佐久に来た理由です。 私も来年で60歳になるので、千葉の病院でそのままずっと働き続けるかなと思っていたのですが、新しいチャレンジをさせてもらっていますね。

Q 佐久心臓血圧クリニックに来てからは、どんな検査を担当しているんですか?

クリニックでやる検査全般をやっています。採血した血液の中性脂肪やコレステロール値を機械で測定するのもやりますし、心電図をとったり、レントゲンをとったり、エコーもやったり…。木曽の病院にいた頃よりも、担う範囲は広がっているので、改めて勉強しています。大変ではありますが、千葉で採血だけしていたころより、おもしろいし、やりがいはありますね。

Q クリニックの印象はどうですか?

患者さんとのコミュニケーションを大事にしている印象はありますね。言葉遣い一つにしても、こだわって大切にしているというか…。私はこれまでに2つの病院しかしならいですが、病院やクリニックも、それぞれ“経営方針”があるんだなと感じています。

あと、スタッフの皆さんが仕事熱心ですよね。今年はコロナの影響で、一緒にごはんを食べたりできていないので、まだあまり個人的にはおしゃべりできていないんですけど、ここのクリニックを大事に思っている、一緒に作り上げていこうとしている方が多いなと感じています。そんな皆さんにご迷惑をおかけしないように、早く慣れていきたいなと思います。


Interview & Text / Ai.A

2021年6月2日水曜日

スタッフインタビュー 臨床検査技師・新津恵理奈 「もう戻らないつもりでいた」 5年のブランクからの復職とクリニックでの新たな挑戦

クリニックにお越しいただく皆さんと、スタッフ一同、普段、コミュニケーションをとる機会はありますが、私たちのライフヒストリーについてお話することは滅多にありません。皆さんに、より安心して、クリニックにお越しいただき、お話いただけるよう、スタッフのインタビュー記事を掲載しています。

今回は今年4月にクリニックに入ったばかりの臨床検査技師、新津恵理奈(にいつ えりな)です。


Q 最初に、「臨床検査技師」という職種、馴染みがない人も多いと思うので、どんなお仕事か簡単に教えていただけますか?

臨床検査技師は医療にまつわるさまざまな検査を行います。大きくわけると、血液や尿など、患者さんから採取したもの、これを「検体(けんたい)」と呼びますが、それを検査する「検体検査」と、心電図やエコーなどを使って、患者さんの体を直接検査する「生体検査」の2種類があります。クリニックでは両方やりますね。

Q どうして臨床検査技師の道に進まれたのですか? 

高校卒業後の進路を決めるときに、大学には行こうと思ったんですけど、何学部に行くか悩んでいたんですよね。そのとき親から、これからの時代は何か資格をとっておいたほうがいいんじゃないかと言われて、それなら医療系か教員かなと思ったんです。その2つのどちらかといったら、うちは父親が昔から結構、病院通いをしていて、私も付いていくこともあったので、医療のほうがある種の身近さがあったんですよね。

じゃあ医療の道にしようと思って、なかでも最初は、リハビリなどを担当する理学療法士に興味があったんです。でもセンター試験の結果を見たら、その方向は厳しそうで
。残った選択肢が看護師か臨床検査技師でした。でも私のなかで、看護師さんってものすごく大変そうなイメージがあったので、じゃあ臨床検査技師かなって。当時、どういう仕事かあまり理解していなかったんですけど、選んでしまいましたね(笑)。

Q たしかに看護師さんはイメージが湧きやすいですけど、臨床検査技師って、あまり知られていないですよね。

そうですよね。私も大学で学びながら「検査技師ってこんなこともやるんだ!」って知っていくことも多かったです(笑)。「絶対になりたい!」という思いがあって入ったわけじゃなかったので、勉強がしんどい時期には、何度かやめたいと思ったこともありました。でも、実習が始まったらおもしろくて、続けられましたね。

Q どんなところが面白かったのですか?

体の中で起きていることがわかるのが面白いなって思ったんです。血だったり尿だったり心電図の電極をつけたりすることで、外からは見えないし、感覚でも捉えられないような、体内のことがわかるんです。それがすごくおもしろいと思いましたね。

Q 大学卒業後はどうされたのですか? 

総合病院で9年ほど働いていました。

Q前職ではどんな検査を担当されていたのですか?

私は部署の異動が多かったんです。就職して最初に配属になったのが、病理という部門なんですけど、そこは手術して取り出した臓器の細胞から癌の検索をしたり、亡くなった方の解剖をしたりする部署でした。そこにいたときが、精神的にも肉体的にも負担が大きく結構しんどかったですね。

そこに
3年いたのちに、血液や尿を検査する検体部門に異動して3年ほど。さらにそのあと、心電図やエコーをやる生理検査の部門と、検体部門の両方を掛け持ちして3年ほど働いていました。

そんなふうに転々と異動していたので、一つの部門に長く居る人に比べると、どうしても経験値的には少ないんですけど、でも、いろんな経験をしてきたからこそ、クリニックで、血液も心電図もエコーも全部やってくださいって言われても、あまり抵抗がなかったですね。


Q 佐久心臓血圧クリニックに入ったきっかけは何だったのでしょう?

クリニックに入る前は、
5年ほど専業主婦をしていたんです。上の子が年少にあがるタイミングで、下の子と一緒に保育園に預けて、仕事をしようかなと思い始めました。でも実はそのとき、検査技師の仕事にはもう戻りたくないと思っていたんです(笑)。5年離れていたので技術も知識も衰えていましたし、別の仕事もやってみたいっていう気持ちがあって。

とはいえ、いざ探そうとしてみると、1からまったく新しいことを覚えるのは自信がなかったり、関心がある領域の働き口はあまりなかったりして。コロナの影響も長引いていたのので、やっぱり働くのは先延ばししようかなって思っていたタイミングで、院長から、クリニックで働かないかと声をかけてもらったんです。

Q 先ほど「臨床検査技師の仕事にはもう戻りたくなかった」とおっしゃっていましたが、クリニックに入るのを決めたきっかけは 

総合病院の検査技師と、クリニックの検査技師は、もしかしたら同じ職種でも少し違うかもしれないなと思ったんですよね。あとはやっぱり、自分を必要としてもらえたことが嬉しくて、やってみようかなって決めました。

Q 実際、クリニックで働いてみて、総合病院との違いを感じるところはありますか?

まだ1ヶ月しか働いていないので、ぼんやりとした感覚ですが、何より患者さんとの関係性や距離感は違うなと思いますね。総合病院だと、検査技師もたくさんいますし、一度検査した人をもう一度診ることって稀なんですよね。偶然、同じ人を検査することがあっても、患者さんは私のことをたぶん覚えていないと思います。

でもここのクリニックでは、予防医療を大事にしているのもあって、短期的な治療で終了される方より、通っていただいて長いお付き合いになる方が多いんですよね。だから、スタッフの人たちも患者さんのことをしっかり覚えているし、患者さんの側もスタッフひとりひとりを「〇〇さん」って名前で呼ぶぐらい覚えてくださっている。こういう関係性っていいなと思います。

職場環境としても、スタッフの人たちもみんな明るくて、いい空気だなと思っています。クリニックでは、スタッフが少人数で、基本的にひとりひとり役割も違うので、いい意味で自分の役割に集中できますし、他のスタッフの人たちにリスペクトを感じやすい気もしています。
ただ、少人数だからこそ、倒れられないなとも思いますね(笑)。クリニックに勤めるようになってからは、子どもたちが保育園から帰ってきたら真っ先に手と足を洗わせています(笑)。

Q 臨床検査技師の仕事をやっていてよかったなと思うのはどんな時ですか?

やっぱり、検査をしたことで病気を見つけられた時ですかね。病気が見つかることは、患者さんからすれば悲しいことでもあるとは思うんですけど、でもやっぱり、今ここで見つけられてよかったなって思いますし、そのお手伝いができたことはうれしいです。


Q クリニックに入ってまだ1ヶ月ではありますが、今後挑戦したいことや目標はありますか? 

院長から言われていて、ゆくゆく頑張りたいと思っているのは、腹部エコーの検査結果を患者さんに説明できるようになること、ですかね。

総合病院にいた頃は、検査技師は検査室で患者さんに説明をしてはいけないっていうルールだったんです。検査をしている最中に、たとえば同じところばかり見ていたり、どこかで写真をとったりすると、「そこに何かあるんですか?」「もしかして癌ですか?」って不安に思われて聞いてくる患者さんもいらっしゃるんですね。でも、検査技師がそこで話をして、そのあと医師から違う説明があったときに、患者さんの不安を余計高めてしまうじゃないですか。だから検査技師は検査だけして、検査結果の説明は医師にしてもらうっていうのがルールだったんです。なので、ここに来て院長から「あなたから説明してね」って言われたときには、驚きましたね(笑)。

最近は医療現場で「チーム医療」ということがよく言われていて、医療に関わるさまざまな職種の人が、それぞれの専門性を活かして連携して診療にあたる形を理想としているんですけど、
クリニックに来てからは、「みんなで一緒のチーム」っていう感覚が前よりしています。

あとは、やっぱり患者さんに顔と名前を覚えてもらいたいです。検査をする上でも、呼吸を一時止めてもらうとか、患者さんの協力が必要なことも多いんです。なので、リラックスできる空気を作りたいですし、患者さんとの関係性をもっと育めたらいいなと思っています。


Interview & Text / Ai.A