2024年6月2日日曜日

当院の現代美術作品1.宮永愛子さん「雲の流れ、星の瞬きー時計ー」



 待合室に設置した宮永愛子さんのナフタリンで作られた作品「雲の流れ、星の瞬きー時計ー」。ナフタリンは、若い方はあまりなじみがないかもしれませんが、昭和の時代、どの家のタンスにも防虫剤として入っていたものです。普通は気化してなくなってしまう素材を使って彫刻を作る宮永さんは、「ナフタリンを使って時間を閉じ込める彫刻家」とも称されていますが、それを知らずとも、作品は大変美しく、素晴らしい現代美術作家さんです。作品は徐々に気化し、気化したナフタリンがガラスケースに結晶をつくり、そしてその結晶もまた帰化する。



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