2018年4月11日水曜日

24時間血圧計を導入しました


血圧はもともと一定なものではなく、走る・歩くなどの活動や運動、温度などの環境、怒ったりイライラなどのストレスや緊張などちょっとしたことで常に変動しています。


変動することは正常な体の反応のため特に問題はありませんが、血圧の値が常に高いことが動脈硬化を進行させる原因となります。


24時間血圧測定結果です





そこで、24時間血圧測定をすることで1日の血圧の変動や高血圧のタイプを把握することができます。














高血圧にはいくつかタイプがあります。

家庭でも病院でも高いタイプの「高血圧」

家庭で測ると数値が低いのに病院で測ると高く出るタイプの「白衣高血圧」

逆に病院で測ると数値が低いのに家庭では数値が高いタイプの「仮面高血圧」にわけられます。



さらに仮面高血圧は3つのタイプにわけられます。

①職場や家庭などでのストレスが原因で日中の血圧が高くなるタイプの「昼間高血圧」

②朝、目覚める前後に血圧が急上昇するタイプの「早朝高血圧」

③本来血圧が下がるはずの就寝中も血圧が下がらずに高いタイプの「夜間高血圧」

にわけられます。



仮面高血圧は、見逃されやすい上に心臓や腎臓などの臓器へのダメージや脳卒中、心筋梗塞のリスクは一般的な高血圧と同程度なので危険なタイプだと言えます。

寝ている間や目覚める前後にご自分で血圧を測ることは難しいため、こちらの血圧計を活用することで仮面高血圧の診断に役立てることもできます。

このように24時間血圧計は高血圧の診断と治療において重要な役割を果たしてにおいて高血圧ガイドラインでも推奨されています。













24時間血圧計は昼間30分、夜間は1時間間隔で自動で測定し、体動の多い自由行動下の測定ができます。



血圧計をつけたままの入浴や運転はできませんが、普段通りの生活をしていただきます。

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