2024年6月30日日曜日

有酸素運動に最適な佐久市周辺のおすすめ低山

 皆さんにおすすめしている有酸素運動(ウオーキング)、たまに近間の低山をのぼってみるのは気持ちよくお勧めです。

今年当院の公式LINEでおすすめしてきた(院長が患者さんにお勧めいただいて登ってきた)、1時間~1時間半程度で登って帰ってこれる低山を、簡単な順番にご紹介します。

1.虚空蔵山

佐久南インター近くの道の駅「ヘルシーテラス佐久南」に車を止めて、下記の写真の西側から登るコースであれば15~20分程度、東側から山の中をめぐってたどり着くコースだと1時間弱で目的地に到着します。

ヘルシーテラスから西側にでると、標識があります。

下記の図ではGがヘルシーテラスです。



天気の良い日には佐久平を超えて、浅間山などの北側の景色が絶景です。短いコースは年齢に関係なく、広い道なので、小さなお子さんと一緒でも安全に登ることができます。




2.龍岡城五稜郭の展望台

五稜郭の五角形を見ることのできる展望台が五稜郭の北側の山の中腹にあります。五稜郭の入り口のところに車を止めさせていただき、そこに下記の写真の案内図があります。

ちょっと細い道で、坂は少し急なので、足元に自身のない方は、特に下りは注意が必要です。



お天気が良ければ、八ヶ岳もきれいに見えます。往復で1時間はかからない距離です。


3.閼伽流山(あかるさん)

こちらも患者さんに教えていただいたのですが、佐久にある由緒あるお寺があるところです。平安時代に建立されたとされる明泉時の駐車場に車を止めさせていただき、軽自動車がの登れる程度の道を登っていくと、山頂より少し下に観音堂があり、崖の下に石仏があるなど歴史を感じさせる風景に出会えます。

閼伽流山と明泉寺|観光ポイント|信州佐久 旅の観光ガイド|長野県佐久市観光協会 (sakukankou.jp)

ちょっとうっそうとした崖沿いの森の中であまり人気もないので、お二人以上で登られるとよいかと思います。観音堂の裏から見晴らし台にのぼる道はかなり急斜面ですので、私は途中で引き返しました。
小学生のころ、遠足で行かれた方も多いようですが、佐久の歴史を感ずることのできるお勧めの場所です。






4.平尾山

いわずと知れた、佐久市を代表する低山ですね。私は今年5回登りました。上の3つの山?より、それなりに大変ですが、山頂に着いた時の見晴らしのよさは格別です。
最近、熊情報はあるので、私も自粛していますが、登られるときには熊すず、ラジオの音など対策をとって登ってください。




ルートはいくつかあるので、初めての方はパラダに向かって、途中から左折して「市民の森」を目指してすすむと、最後は少し舗装がなくなりますが、「スーパースライダー」の上の乗り場近くまで車で行くことができます。そこから竜神池を通り水辺の小径を登り、途中から赤松の小径を進むのが距離的には長いですが、比較的急坂は少なく登りやすいです。
私は今はパラダへの道をまっすぐにのぼり、終点の駐車場(昆虫体験学習館の横)に車を止めて、忍耐の小径を登っています。この道は最後が階段の急登になります。




5.離山(はなれやま):軽井沢

これまで佐久市内の山ばかり紹介してきましたので、昨日(6/29) 軽井沢町の離山の登ってきました。
車は軽井沢町の歴史民俗資料館の駐車場にとめさせていただきました。昨日はここから図書館の前を通って登山道に行き着いたのですが、これは邪道で、駐車場の南側に旧雨宮邸~という建物の案内板があり、そちら(西側に)小道を入っていくと南口登山道につながっています。
ここからは軽井沢らしいきれいで、小鳥の声がすばらしい樹林帯を登っていきます。基本的に広くはないですが、整備された登山道で、スニーカーなどでも問題なく登れます。途中に頂上までの距離が示された看板が要所要所に立っています。1カ所だけ倒木が道をふさいでいましたが、またいで通れる高さでした。

最後のほうでは、整備された木道の上を歩きます。
広い道にでると、2手に分かれていますが、頂上まで160mとされる道が、最後直登で息がきれますが、道にまよう心配がなく安心です。

最後まで眺望はなく、頂上に立つと初めて軽井沢の町を見渡すことができ、また昨日は雲に隠れて見えませんでしたが、浅間山の絶景がみえるものと思います。

登山口から頂上まで2200mとのことで、ゆっくり登っても1時間程度で山頂に着くことができます。

軽井沢らしいきれいな樹林のハイキングでお勧めですが、熊に出会う可能性は否定できないようですから、鈴やラジオなどの対策ととって登ってみてください。










これからもお勧めの低山を探して登ろうと思っていますが、ぜひ、皆さんも、転倒などには注意して登ってみてください。

2024年6月28日金曜日

公式LINEページからの「予約変更」「予約キャンセル」「予約確認」する方法

LINE内で「予約変更」「予約キャンセル」「予約確認」のボタンとおすと下記のページになります。 





開いたページ、右上の「予約メニュー」ボタンを押します。


ついで開いたページで「予約変更」(または他のボタン)を選択


次のページで、予約したい日時を選択します。(予約可能な日時のみ表示されます)

このページで「はい」を押していただくと、変更が完了になり、次ページで確認ができます。




2024年6月2日日曜日

脂肪肝ってどんな病気? 当院での対策と治療

 脂肪肝(しぼうかん)は、肝臓の細胞に脂肪が過剰に蓄積した状態を指します。正常な肝臓にも少量の脂肪が含まれていますが、脂肪肝ではその量が5%以上に増加します。脂肪肝は大きく分けて以下の2種類に分類されます。

1. 非アルコール性脂肪肝(NAFLD: Non-Alcoholic Fatty Liver Disease)

以前は肝臓が悪くなる大きな原因としてアルコールの過剰摂取が問題でしたが、最近はアルコールが原因ではない脂肪肝が増加しています。これを専門用語では非アルコール性脂肪肝とよんでいます。これは主に以下の要因によって引き起こされます。

  • 肥満
  • 糖尿病
  • 高脂血症(脂質異常症)
  • 高血圧
  • 不健康な食生活
  • 運動不足

この非アルコール性脂肪肝の一部の患者さんは、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH: Non-Alcoholic Steatohepatitis)となり、炎症や肝細胞の損傷が伴うことがあります。このNASHは肝硬変や肝がんに進行するリスクが高くなるため、この状態に至っていないかを定期的に調べることが必要です。

2. アルコール性脂肪肝

大量のアルコール摂取が原因で起こる脂肪肝です。アルコールの過剰摂取は肝臓での脂肪の代謝を妨げ、脂肪の蓄積を促進します。アルコール性脂肪肝は、アルコール性肝炎や肝硬変に進行することがあります。

症状

脂肪肝の初期段階では多くの場合、症状はほとんどありません。しかし、進行すると以下のような症状が現れることがあります。

  • 疲労感
  • 右上腹部の不快感や痛み
  • 肝臓の腫大

診断

脂肪肝は以下の方法で診断されます。

  • 血液検査: 肝機能の指標(AST、ALT、γ-GTPなど)の異常をチェック。健診ではほぼ必ず測定される項目です。日本肝臓学会では、このうち特にALT(GPTと同じ)が30をこえた場合、かかりつけ医に相談するよう呼びかけています。また、血液の中で出血をとめる成分である血小板数が20万以下になる場合もNASHを疑う所見であるとされています。
  • 画像診断: 超音波検査、CTスキャン、MRIで肝臓の脂肪の蓄積を確認。当院で施行できるのは超音波検査です。
  • 肝生検: 病気が進行してNASHの状態が疑われる状態では、専門医を受診し、必要に応じて肝臓の組織を採取し、顕微鏡で詳細を確認する必要があります。

治療

脂肪肝の治療は、主に生活習慣の改善に焦点を当てています。適切な食事、定期的な運動、体重管理、アルコール摂取の制限が重要です。必要に応じて、糖尿病や高脂血症などの基礎疾患に対する薬物療法が行われますが、直接的に脂肪肝を改善する薬剤などはまだないのが現状です。

予防

脂肪肝の予防には、健康的な生活習慣が不可欠です。バランスの取れた食事、定期的な運動、適正体重の維持、アルコールの適量摂取などが大切です。当院では、当院で通院治療をされている患者さんに定期的に体組成計での検査を施行し、脂肪肝と比較的連動する可能性の高い内臓脂肪の測定を行い、注意をうながしています。

脂肪肝は進行すると重篤な肝疾患に繋がる可能性があるため、早期発見と適切な対策が重要です。定期的な健康診断を受け、異常が見つかった場合は医師と相談して対策を講じることが大切です。

当院での対策と治療

当院院長は肝臓の専門家ではありませんが、かかりつけ医として多くの体重や内臓脂肪の増加、血液検査での肝臓の数値異常の患者さんを診察しています。このため現在は、体組成計を用いた内臓脂肪測定で予防を促すとともに、血液検査異常を認める患者さんには専門知識をもった超音波検査技師による腹部超音波検査を施行し脂肪肝の状態を評価しています。基本的には原因となる基礎疾患の治療を行うとともに、管理栄養士による栄養指導なども行っています。また超音波検査の結果、NASHの疑いのある患者さんは専門医に紹介しています。

当院の現代美術作品1.宮永愛子さん「雲の流れ、星の瞬きー時計ー」



 待合室に設置した宮永愛子さんのナフタリンで作られた作品「雲の流れ、星の瞬きー時計ー」。ナフタリンは、若い方はあまりなじみがないかもしれませんが、昭和の時代、どの家のタンスにも防虫剤として入っていたものです。普通は気化してなくなってしまう素材を使って彫刻を作る宮永さんは、「ナフタリンを使って時間を閉じ込める彫刻家」とも称されていますが、それを知らずとも、作品は大変美しく、素晴らしい現代美術作家さんです。作品は徐々に気化し、気化したナフタリンがガラスケースに結晶をつくり、そしてその結晶もまた帰化する。