2022年1月1日土曜日

スタッフインタビュー 臨床検査技師・堀美絵 分業体制的だった病院から、幅広い検査を担うクリニックへ

クリニックにお越しいただく皆さんと、スタッフ一同、普段、コミュニケーションをとる機会はありますが、私たちのライフヒストリーについてお話することは滅多にありません。皆さんに、より安心して、クリニックにお越しいただき、お話いただけるよう、スタッフのインタビュー記事を掲載しています。

今回は、2020年10月にクリニックに入った掘みえです。竹村隆広院長の妹さんにあたります。


Q もともと長野のご出身ですよね?

はい、諏訪市で生まれ育ちました。進学や就職などで、長野県内いろんな町を見てきましたが、やはり諏訪の山と湖がある景色が、私は一番好きかもしれないですね。長野って山あいの町が多いので、佐久の盆地の視界が開けている感じは新鮮です。

Q 医療の道にはもともと関心があったのですか?

いえ、高校生の頃は、遺伝子組み換えや食品関係の研究みたいな方面のほうが関心はありました。とはいえ、当時はインターネットもないし、自分でいろいろ調べられるわけでもないので、漠然とした憧れでしたけどね。

一方で、親や兄から、将来どうするんだ?って結構言われていたのもあって、何か国家資格をとれたら安心かなとも思っていました。今は医療関係の国家資格も種類が増えていますが、当時は薬剤師か看護師か検査技師か…ぐらいしかなかったんですよね。

それで理科系のいろんな分野の大学を受験しました。農学部も受けたし、薬学部も受けたし…。最終的に受かったのが、信州大学医療技術短期大学(現・信州大学医学部保健学科)で、臨床検査技師の道に進むことになりました。

Q 大学に進学してからの臨床検査技師としての勉強はいかがでしたか?

それが、大学で演劇サークルに入って、そちらのほうが勉強より楽しかったんですよね(笑)。自分を開放するような練習がおもしろくて…。サークル仲間のなかには、大学卒業してそのまま演劇の道に進んだ人もいたぐらいです。

なので “勉強をがんばりました!”って胸を張って言えるわけではないですが、国家試験に受からないことには前に進めないので(笑)、ちゃんと大学を卒業して、試験にも合格しましたよ。

Q 大学を卒業してからはどちらの病院へ…?

長野県の県職員に受かって、木曽の県立病院に赴任することになりました。

臨床検査技師は、採血した血液の検査から、心電図、脳波やエコーなど、幅広い検査を担いますし、今は血液検査も機械で一気にできるようになりましたが、当時は、小さな浴槽みたいなものに試験管を浸けて、何秒か経ったら取り出して…みたいな、もっと原始的な感じだったので手間暇もかかりました。

木曽の病院は、私がいた当時は、内科、外科、産婦人科、小児科ぐらいのみの、小さめの病院で、検査数も他の病院に比べれば少なめだったかもしれないですが、一方で、臨床検査技師も7〜8人しかいなかったんですよね。なので、一人で2〜3種類の検査を担うのは当たり前で、それ以外の検査もやれるようにしておかなければいかなかったのは、なかなか大変でしたね。

そんなハードワークな環境だったので、働く人たちの入れ替わりも結構多かったんですけど、私は結婚して辞めるまで、結局5年間いましたね。


Q 結婚を機に退職された時には、いつかは復帰する気持ちもあったのですか?

その頃は、結婚や出産を機に、仕事を辞めるのが一般的だったんですよね。私も、子育てが一段落するまでは…と思っていましたし、復帰するとしても、企業や学校とかの健康診断をやるような短期のお仕事かな…ぐらいに思っていましたね。

でも、縁あって、長男が小学1年か2年生の時に、家から一番近かった千葉の病院に、臨床検査技師として復帰しました。そしてこちらのクリニックにくるまで20年働いていました(笑)。

Q 20年!長いですね!職場環境がよかったのですか?

家から近かったのが大きいですかね(笑)。

そこの病院は、私が働き始めた後に、どんどん規模が大きくなって、最終的に検査技師だけで40〜50人ぐらいいましたね。検査の数もとにかく多かったので、ある種の分業体制になっていて、私は常勤じゃなかったので採血だけを担当していました。毎日200人以上の方の血液をとっていましたよ。患者さんも皆さん待っているので、なごやかにコミュニケーションをとれるような環境ではなかったですね。極端にいえば、患者さんの顔は覚えていないけど、腕の血管の感じは覚えている…みたいな(笑)。冗談ですが(笑)、でもそれぐらい、せわしない感じはありましたね。

だから佐久心臓血圧クリニックに来て、こういう世界もあったんだなと少し驚きました。

Q 佐久心臓血圧クリニックに来たきっかけは…?

母が昨年亡くなって、95歳の父が佐久の高齢者施設に一人で暮らしているんです。母が先に旅立つことを申し訳ないってずっと言っていたので、兄が近くにいるとはいえ、私も、母の代わりというわけではないですが、最後はそばにいてあげたほうがいいかなと思ったのが、佐久に来た理由です。 私も来年で60歳になるので、千葉の病院でそのままずっと働き続けるかなと思っていたのですが、新しいチャレンジをさせてもらっていますね。

Q 佐久心臓血圧クリニックに来てからは、どんな検査を担当しているんですか?

クリニックでやる検査全般をやっています。採血した血液の中性脂肪やコレステロール値を機械で測定するのもやりますし、心電図をとったり、レントゲンをとったり、エコーもやったり…。木曽の病院にいた頃よりも、担う範囲は広がっているので、改めて勉強しています。大変ではありますが、千葉で採血だけしていたころより、おもしろいし、やりがいはありますね。

Q クリニックの印象はどうですか?

患者さんとのコミュニケーションを大事にしている印象はありますね。言葉遣い一つにしても、こだわって大切にしているというか…。私はこれまでに2つの病院しかしならいですが、病院やクリニックも、それぞれ“経営方針”があるんだなと感じています。

あと、スタッフの皆さんが仕事熱心ですよね。今年はコロナの影響で、一緒にごはんを食べたりできていないので、まだあまり個人的にはおしゃべりできていないんですけど、ここのクリニックを大事に思っている、一緒に作り上げていこうとしている方が多いなと感じています。そんな皆さんにご迷惑をおかけしないように、早く慣れていきたいなと思います。


Interview & Text / Ai.A

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